Column
スタッフコラム
世の中の動画広告から成功事例を紹介。なぜこの映像は成功したのか、どんな点が人の脳に作用したのか
普段何気なく見ている動画広告を改めて考察することで、どんな映像が効果的なのかを紐解いていきます。

宇宙から学ぶ黄金比

宇宙と芸術展

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宇宙と芸術展 -かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ-へ行ってきた。

宇宙はほとんどが未知である。
ほとんどが未開拓地である宇宙であるからこそ人々の想像を掻き立て物語のテーマとして描かれることもあり、多くの人に「神秘」や「未知」を連想させている。
少しずつ観測されるデータにより、これまで信じられていた説が覆ることもある。
かつてプトレマイオスというアレキサンドリアの天文学者が提唱した「地球を宇宙の中心と考える天動説」が世界の常識でした。
しかしコペルニクス(ポーランド)が提唱し、ガリレオ(イタリア)が当時発明された望遠鏡を改良し星の観測に成功する。すると「太陽を中心として地球と他の惑星が移動している地動説」ではそれまで説明できなかった星の満ち欠けなど数々の法則を説明できた。

ブラックホールやビッグバンの存在など、少しずつ解明されていく宇宙だが筆者は「解らないからこその美学」があると思っている。

映像で言えばミステリー作品に多く使われる手法として「結末を描かない」ことがある。
例を挙げれば「シャッターアイランド(2010)」ではラストのセリフの真意が描かれることなくエンドロールが始まる。
「鑑定士と顔のない依頼人(2013)」では一旦の結末は迎えるのだが、主人公が最後に訪れる店でその後どうなるのか描かれることはない。
このように視聴者の想像に結末を委ねることで無数のストーリーを生み出す結果となる。

事実こういった映画は上映後に自分の解釈の論争や解説サイトが熱を上げる。
本筋をないがしろにしたまま終わるなど、終わり方によって賛否両論あるが作品の話題性を上げることには一役買っている。

このように人は未知への探求で驚くほどの行動力が湧き上がる。

宇宙と芸術をつなぐ作品を知る

この展覧会では、宇宙そのものではなく、芸術的な視点で宇宙をテーマにした作品を学んできた。

コペルニクスやガリレオ・ガリレイらが天文学書として太陽や月を分析した本や、手書きの図と原稿が展示されている。
実際に望遠鏡で観測し分析された図からは人類が美しいと感じる「黄金比」が見て取れた。

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wikipedia 黄金比
近似値は1:1.618、約5:8。線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%AF%94#/media/File:GoldenRatio_1.jpg

宇宙を模するもの、感じるものにはこの黄金比が少なからず見つかるのかもしれない。
芸術作品にも多く取り入れられ、近年では企業ロゴに多く登場している。

アップル・ロゴの本当の秘密
https://car-rider.jp/weblog/豆知識/企業ロゴに隠された意味/

写真や映像の黄金比

ではその黄金比を四角い画面ではどう使えるだろうか。
これも歴代の画家たちが導き出した一つの答えがある。
ルネッサンス時代に、数学者レオナルド・フィボナッチにより考案された「フィボナッチ・スパイラル」だ。

How To Use the Golden Ratio To Improve Your Photography

http://www.apogeephoto.com/how-to-use-the-golden-ratio-to-improve-your-photography/

ルネッサンス絵画に多く見られるこの比率を用いた構図は、人々に無意識的に美を感じさせる。
特にすごいのは、自然界にも無数にある例として下記のヒマワリの種にまつわる話は必見だ。

びっしりと並ぶヒマワリの種

http://nature-sr.com/index.php?Page=11&Item=88

もう一つの黄金比「グリッド」

近年ではこの黄金比が発展し、スタンリー・キューブリックが多用する「一点透視図法」

Vimeo – Kubrick // One-Point Perspective
https://vimeo.com/48425421

写真の構図を横長である映像のサイズに応用した

・日の丸
・二分割
・三分割
・対角線

などがある。

youtube
https://youtu.be/2upKl3W-lWw?t=54s

映画でも象徴的なシーンでは必ずと言っていいほど使われ、画面上の情報を整理して見せている。

また映画は時間軸があるため、続くシーンの被写体の向きなど画のつながりが重要視される。ストーリーを混乱させないためだ。映画でもこの点に注目し、時間軸上での構図の繋がりからストーリー上の意味を理解して見てみると、より多くの発見があるはずだ。

まとめ

宇宙、自然界に存在する法則が、芸術作品には多く取り入れられている。それだけ我々人類の脳内にも同じ法則がDNAレベルで刷り込まれているのだろう。

こういった法則を意識して一度見た映画を見直す際にも、新たな発見がある。
何を意味しているかわからなかったシーンも、表情ではなく構図ではっきり表現しているといった場面もある。
実際の映画のシーンをグリッドを引いて紹介しているカメラアプリ「Comp Cam」のツイートを最後に紹介してまとめとする。
Comp Cam: Geometric

https://twitter.com/comp_cam

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